当院には、インプラントに問題(違和感、脱落、ぐらぐらする、見栄えが悪いなど)を抱えた患者さんが数多く相談にいらっしゃいます。現在多くの一般歯科医師が、インプラント治療を行っていますが、その中でも歯周病を学んでいない歯科医師がインプラント治療を行う場合、患者さんにとって大きなリスクがあります。
インプラントを長持ちさせるためには、歯周病を熟知しコントロールしていかなければいけないからです。
当院には、インプラントに問題(違和感、脱落、ぐらぐらする、見栄えが悪いなど)を抱えた患者さんが数多く相談にいらっしゃいます。現在多くの一般歯科医師が、インプラント治療を行っていますが、その中でも歯周病を学んでいない歯科医師がインプラント治療を行う場合、患者さんにとって大きなリスクがあります。
インプラントを長持ちさせるためには、歯周病を熟知しコントロールしていかなければいけないからです。
まずインプラントのトラブルを大別すると、
1. 埋入手術後のトラブル
2. インプラント治療終了後のトラブル
に分けることができます。
インプラント手術の成功率は約98%と報告されています。2%の症例では何らかの理由により、インプラントが骨とうまく結合せず脱落してしまう事があります。
適切な治療計画を立て、慎重に手術を行う事で、インプラントの脱落を防ぐ事ができます。
1)インプラント周囲炎
2)ネジの緩み
3)人工歯の破折
に分類されます。
インプラント周囲炎により骨が溶けると、インプラント周囲の粘膜が痩せて、インプラント本体(チタンの金属)が露出する事があります。インプラント 周囲炎が進行すると膿が出てくるようになり、インプラント がぐらぐらして抜けてしまいます。
インプラント周囲炎は早めの治療で治すことができます。インプラント周囲炎にならないように、またなっても早めに対処できるように適切なセルフケアと定期検診を行う必要があります。
インプラントの人工歯は、アバットメントを介してネジでインプラントに装着されています。緩んでいる場合は、ネジを締めなおします。ネジが緩んでいても、患者さん本人は気づかない事がありそのまま使用するとインプラント が折れてしまったり、細菌が侵入してインプラント周囲炎になってしまったりします。
定期的に検診を受けてネジの緩みをチェックする必要があります。